受け入れること、受け取ること
ある本を最近読んでいて、それは小説なのに、なんだか小説のふりをした生き方を変えてくれるような本であるような気がします。
その中で、心の声をすべてきちんと理解することの大切さを書いていました。
今、日常を過ごしている大半の人は、社会にもまれている大半の人は心の声を正確に聞き取れない気がします。
少なくとも自分はそうです。
心が何も言わないのです。
疲れた、お腹がすいた、不安だ、幸せだ、こうしたい・・・
そんな声が聞こえないのです。
それはきっと、聞こえないのではなく、心がしゃべれなくなっているのだと思います。
心ってどこにあるのか、と考え出すと難しいですが、きっと感覚や感情や意思などを総合的に心と呼んでいるのだと思います。
ネガティブに考えるのも、ハッピーに考えるのも心です。
その心が伝えようとしている、あるいは発している言葉と丁寧に辛抱強く向き合うと、いろいろな発見があり、それが良い方向へと導いてくれる道筋のスタートラインだと思います。
なので、ネガティブなことを言っていたとしても、ハッピーなことを言っていたとしても、すべて耳を傾け、否定せず、優しい言葉で応答してみることが大切です。
そして、それらをまるっと受け入れることでフラットになり、幸福の前兆に気づいたり、なにか重要なことが見えてくる、そんな気がします。
それは本来の、人の能力だと思います。
すべてを赦し、受け入れる。
難しいことです。もちろん、すべてを許容するということではありません。
だめなことはだめだとたしなめることも重要です。
ですが、固定概念にとらわれて、がちがちに固めて、肩に力が入るのも良くありません。
受け入れる準備をきちんとして、きちんと心に向き合いましょう。
そして、受け入れる準備が出来たなら、受け取ることも同時にしましょう。
何でも、望んだものを受け取って良いのです。
受け取ることを恐れないように。受け取る資格がないだなんてもったいないことを思わないように。
受け取って良いんです。受け取りましょう、望むことを。